この記事は2024年のiGi4期合格当時の記事(未公開)を書き直したものです。
書いてる人
これを作っている人です(参加発表当時のキービジュアル)

今のキービジュ

Steamページもどうぞ。
まだ発売もしてないし、実績だって一つもないんですけど、私が当時頭抱えて色々やっていたのを覚えているので、参考になりそうなことを書きます。
参加目的
私のiGiへの参加目的は「パブリッシャーを付けること」でした。
他にもたくさんありましたが、最悪それだけ達成できれば十分という点においては、それだけが目的だったと言っても差し支えないと思います。
「パブリッシャーを付けること」の目的は、金銭的支援に加え、マーケティングやプロモーションを自分でやりたくなかったからです。
Twitterの数字で一喜一憂するの嫌じゃないですか。
パブリッシャーが無視できないくらい良いものを作って広報を丸投げし、自分はゲーム制作に注力する。これが個人的な最適解です。
その先も「ゲーム制作に注力する」ためにもビジネス的な成功は必須ですし、色々考えた結果、やはりパブリッシャーは必要でした。
そのロードマップのいいところにiGiがありました。
企画書
まず初めに、私はこういった応募だのアワードだの確率の低いことに関しては”頑張らない”を基本方針にしてやっています。受からなかった時のダメージを増やしたくないので。
「頑張ったから悔しい」「必死で走ったから転んだとき痛い」
「痛いのが嫌だっつってんの!!!!」
ということで、締め切りの24時間前まで一切準備をしませんでした。企画書、動画撮影などです。
とはいえ、昨年も応募していたため下地はあります。
そこから整えなおす形でGoogleスライドをいじり始めました。
一部抜粋。

こんなのが20枚あります。
具体的には
- タイトル
- コンセプト説明 x 7
- ゲーム内容 x 6
- 懸念点
- ストーリー
- 開発者や開発環境等 x 4
コンセプトの説明がすごく多いのですが、これはその時点のビルドからゲームのコンセプトが確認できないこと、ゲームのコンセプトが分かりにくいことが理由です。枚数を要しても完璧に説明する必要があるくらい重要でした。
ゲーム内容に関しても動画やビルドからは分からない部分(未実装部分含む)を中心に書いてます。
ストーリーは11文字でした。
代わりにイラストを入れてます。
(よく見たら他のページに「ストーリーは別記」って書いてたんですが、他に何を送ったのか一切覚えてません。)
懸念点や開発者について辺りで、今後どうしていきたいかとか、そういうことも書いてます。
全体を通して「わかりやすく伝えること」を意識して構成しています。
特に「コンセプトの良さ」を伝えることが中心です。このゲームで一番大事な要素なので。
1つのスライドに内容を詰め込みすぎないように。
言葉遣いに関しても、丁寧すぎる言い回しを避けたり、感情を伝える場面では俗な言葉も躊躇なく使いました。
マーケティングだの進捗だのは本当に一瞬だけです。
マーケティングはパブリッシャーに丸投げする予定だったし、進捗はビルドやったらわかるし。
企画書のビジュアルは頑張りたくなかったので捨てました。内容特化です。でも正直これでいいと思う。
なお、基本的には桜井さんの書き方を参考にしています。
画像で説明できることが少ないので、多少文章多めではありますが。
私が選考を通ったことで、少なくとも「iGi」に関しては、企画書の華やかさで優劣をつけるようなことはないと実証されたと思います。
下地があったとはいえ、完全に一から構成を練り直しています。それでも24時間あればできる。
時間がない人も、落選ダメージに怯えている人も、やれます。
言い訳はクッション。
それで走りだせるならいいってこと。
本当に頑張って本当に悔しがるのは、ゲームが爆死したときだけでいいです。
面接
死ぬほど擦ってますが、面接当日の朝にコロナったのが自分です。振り替えてもらいました。
終わりに
業界未経験、実績0、オール独学、ぼっち開発者。
すべて私のことです。
当然のことですが、知らないことが多い方がこういったプログラムから受ける恩恵は大きいです。
また、iGiはアワードではないため、その時点での完成度はあまり重要ではない(はず)です。最低限のビルドは必要ですが。
私は未だに自分が受かった理由は知りませんが、今一度考えてみると、
ゲームのビジュアルの良さとコンセプトの新規性、ある程度動くビルド、開発者本人の時間的猶予と熱意、そして未熟さだったのではないかと思っています。このうち最初の二つは他の要素に置き換え可能でしょう。
まあ、これは個人的な憶測にすぎないので、だから何だという話ではありますが。
締め切りも近いのでそろそろ終わりましょう。
1月のまとめは別で書きます。
p.s.
今回から支援金が30万→50万円になったの、私が運営さんに散々ゴネた結果だと思っているので、受かった人は感謝してください。
追記
同期の南部休みさんが似たような記事を書いていたので載せておきます。
企画書の出力結果は完全に真逆ですが、伝える部分を意識するってことに関しては多分一緒なんじゃないでしょうか。
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